Service

汚れた水をきれいにしています

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持続可能な循環型社会の実現に向けて

昨今、SDGsという国際社会共通の目標に向けた取り組みが、世界中で進んでいます。日本国内においても環境保全や持続可能な循環型社会の実現に向けた行動が、広く浸透してきました。

生産活動を通じて生じる産業廃棄物を適正に処理し、環境負荷を抑えることや、限られた資源を有効に活用することは、すべての事業者にとって最優先で取り組むべき経営課題となっています。

産業廃棄物である排水を浄化し、きれいな水へと再生する。私たち日興サービスが手がける「水のリサイクル事業」は、現代社会において不可欠なサービスであり、多くの事業者から求められ、注目されています。私たちはその役割を果たすことで、持続可能な循環型社会の実現に貢献していきます。

Message

日興サービスのミッション

日興サービスが創業した1974年は、日本が高度経済成長を経て大きく発展を遂げた時期でした。生活の利便性が劇的に向上する一方、環境汚染による健康被害が大きな問題になっていた当時、戸田市周辺の河川にも化学物質由来の白い泡が浮いていました。その状況を目にした創業者である先代社長が日本の将来に危機感を抱き、「自然を身近に感じられるような環境を未来に残したい」と思ったことが日興サービスの原点であり、今もその想いが事業活動の基盤になっています。

地球上に存在する水の量は14億立方キロメートルと言われていますが、そのうち淡水の割合は2.5%。さらに、身近に利用できる河川や湖沼の水に限ると0.01%しかありません。人が生きていく上で欠かせない水。この限られた資源を、次の世代にも「きれいに」残していく。それが日興サービスの社会的なミッションであり、それを担うことに私たちの存在意義があると考えています。今後も安全と法令遵守を第一に、地域の皆様に感謝・貢献しながら、さらなる水質の向上に努めていきます。

Feature

環境保全

廃棄物のリサイクル(再資源化活動)や、太陽光発電設置によるエネルギー流用化を率先して行うなど、事業活動を通じて地球環境への負荷軽減を行っています。

歴史ある信頼性

産業廃棄物の種類・性質にあった適正処理の実施、また透明性のある事業活動の実績を積み重ね、行政から優良認定を受けています。

アクセス

首都高速道や東京外環道のインターチェンジから近く、交通のアクセスが良いため効率よく運搬ができます。

自社バース

川崎事業所は船舶が停泊できるバースを自社で所有しており汚泥などを大量に運搬することが可能です。

高度脱水処理

日興サービスでは廃棄物の種類や性質に合わせてさまざまな処理を行っています。中でも一番取り扱いが多いのが、液状汚泥を固形物と水分に分ける高度脱水処理です。当社の中間処理工場に運ばれた液状汚泥は約7割が減量化・減容化されます。ここではその高度脱水処理の流れをご紹介します。

受入槽

日興サービスに運び込まれた汚泥は、まず受入槽に貯められます。

スクリーン

受入槽からスクリーンという機械に送り、大きなゴミを取り除きます。

凝集沈殿槽

水分と沈砂物に分けられます。
沈砂物は脱水機に運ばれます。

脱水機

沈砂物は脱水機へ送られ、薬品で固形物(汚泥)と水分に分けられます。分離した汚泥は回転するスクリューで絞られ、水分が抽出されます。

水分の処理

分離槽

抽出された水分は分離槽へ運ばれ、油分と沈砂物を分離し、取り除きます。

加圧浮上槽

加圧浮上槽で薬品を添加し、“マイクロエアー”という空気の泡を発生させ細かな不純物や油分を浮かせ、下に溜まった沈殿物と共に除去します。

ばっ気槽

残った水は調整槽を経て、ばっ気槽へ送られます。ばっ気槽の中には大量のバクテリアが生息し、水の中に含まれる有機物を体内に取り込み分解していきます。

沈殿槽・放流槽

沈殿槽でわずかに残った不純物を取り除き、放流槽から下水へ放流されます。下水処理場へと送られた水は、川や海に還っていきます。

汚泥の処理

固型化装置

水分が取り除かれた汚泥(脱水汚泥)は飛散防止・臭気対策として、固型化装置にてセメントなどと混ぜ合わせます。

搬出

固型化された脱水汚泥は大きな槽に貯められた後、トラックで運び出します。

埋めたて・リサイクル

運び出した脱水汚泥は、管理型の最終処分場に埋めたてられます。
また、セメント会社に運び込まれ、エコセメントの材料として再利用されます。